ーーさっき道が開けただろう? それがこれ、地の国の宝剣の力かもしれない。
そんな話が聞こえるようになりました。
ーー地の国の宝剣ですか。火の国の宝剣みたいに、本来の持ち主がいるんでしょうか? 青みたいに。
じょり丸は目をかがやかせました。あお、というひと話は、はんおう様から聞いたことがありました。
だけど聞かれた人は、首をかしげました。
ーーわからん。いや、自らの意思で戦う剣だ、と聞いてるが。
ーーそうなんですかあ。
みずからのいしでたたかう。
みんなとおなじだ!
「わん!」
じょり丸はうれしくなりました。
ほうせきのいずみからずっといっしょのなかまがいたことに気づいたのです。
やがてふと、くちもとをゆるめるひとが、あらわれました。
なかまがふえて、よろこぶじょり丸のきもちがうつったのかもしれません。
ーーもうひとふんばりするか。
ーーふふっ。はーい。
気持ちはなみのようにつたわります。
そうしてみんなは笑みをこぼし、力をとりもどして。
いっぽずつ、すすんでいくことにしました。
地の国の宝剣:???:#???
要点
・霊剣:???:#???
・地の精霊使役:???:#???
・資源を生やす:???:#???
・土、岩を動かす:???:#???
イラスト:
むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦
岩崎経@詩歌藩国
優羽カヲリ@世界忍者国
神室想真@紅葉国
ぱんくす@羅幻王国
INUBITO@ゴロネコ藩国
瑛の南天@後ほねっこ男爵領
アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国
文章:
深夜@後ほねっこ男爵領
黒霧@土場藩国
HTML作成:
アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国